誰にでも成功できる時間管理教えます2

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 自己啓発系の本は多いし、自己啓発系のコンテンツはネットでも大人気ですが、多くの人は何も変わらずに終わります。それは「何かを達成する為の心構え」について書かれているけれど、その後に何をすれば良いかについてはあまり明確ではないからです。
 ベストセラーになった夢をかなえるゾウは、「本を読んでも達成できないのはなぜか」という視点から書かれた本で、メタ自己啓発本として斬新だったのですが、やはり本質的な努力についてはあまり言及されていないように見えます。

 でも、本当に何が必要かはみんな実は知ってるはずです。
「自分の時間を目標達成に投資する」
ということですよね。

そして、シンプルに成功する時間管理のメソッドについて、前回のエントリーで書きました。

◯ 使った時間は消費(拘束)なのか浪費(ムダ)なのか、投資なのか、常に使った時間をこの3種類に分類できるように意識し、使途不明時間を減らす。

◯ 投資時間とは能動的な時間のこと。

◯ シンプルでも継続が大事

◯ 毎日記録する。さかのぼってもいいから目標達成まで絶対続ける。時間管理しない人は自分が思うより努力できてない。

◯ タイマーで集中。

◯ ルーチーンにして自動的に処理できるようにする

このメソッドのウリの一つは、この分類法にありますが、投資時間とは能動的な時間のことという点についてもう少し詳しく書いておきたいと思います。

 というのは、投資と無駄をごっちゃにする人はいませんが、投資と拘束(消費)のとりちがえはしばしば見られるからです。そしてごっちゃにしがちなのは、怠け癖がある人よりも、むしろ意識の高いまじめな人だったりします。まじめな人は周辺産業に時間を使ってしまいがちなのです。
具体的には、講演会、異業種交流会、読書会とか、自己啓発書を読むとか。
こういったものはやる気を出す効果はあるかもしれませんが、実際の効果よりも達成感が大きすぎるのが問題です。こういったものは音楽で言うならモデュレーターみたいなもので、音自体がなければ変調のしようがないのです。
わかりにくいたとえになっちゃいました。
式で表すと

効果=(本当の投資時間ー必要な時間)× 講演会等

みたいな感じかもしれません。
投資時間が必要な時間に達していなければ効果は0なのです。

 人の話を聞いたり、語り合ったりすることは、特に頭に負荷がかることなく自動的にできてしまいます。自分を変えるには筋トレと一緒で負荷をかけないといけないのです。

こういう受動的思考はロボット思考と呼ばれたりします。人間の行動にビルトインされててこれがないと困るのですが、効率的な時間投資には障害になります。

 例えば車の運転は、ギアがニュートラルに入ってることを確認してブレーキを踏みながらエンジンをかけて、クラッチを踏んでギアを一速に入れてクラッチを離しながらブレーキからアクセルに踏み替え、みたいな書いてても正しいかどうか分からないような複雑な作業ですが、なれると自動的にできるようになります。ロボットが代わりにやってくれるようになるからです。これは身体だけでなくて、思考も同じです。

 そしてロボット思考に入らずに投資時間を最大化する方法を一言で言うと、

自意識過剰に思考する

です。

「この問題を俺はこう解いている」というメタな自分を作ることです。

例えば英文解釈ならこんな感じ。

What little guidance I have I owe to a young man who came to live with my family in Heidelberg.

owe は他動詞だけど目的語がないのは変じゃない?
要素を考えよう。
young man にtoがついて副詞句を形成する、これは固まりとして文の要素として積極的な役割を果たさないと考えていいはず。with my family in Heridelbergも同じ。
who came to live with my family in Heidelbergは分として完全で。前がmanだからそれを修飾する形容詞句だろう。
What little guidance I have は名詞、名詞、動詞だから、OSVの構造をとるはず。またwhatは名詞句を形成できる。
だからwhatの作る名詞句が I have O to a young manの構造で目的語でもある。

みたいな。 直感的に読めてしまっても、あえてこんな風に説明したり、

In his search for more comfortable living, modern man sometimes makes for his fellow men and even for himself an environment which turns out to be potentially harmful to health.

his fellow men をmake for目的語と仮定すると、単独の名詞an environmentが浮いてしまう。ゆえにこの仮定は誤っているようだ。

みたいに
仮定して矛盾が生じることを示してみたり。
これは英文読解の透視図からですが、そういう意味でこんな文章が出題されない大学の対策にも役立ちます。頭を退屈させない、ちゃんと思考できる素材として。
それにこういう思考をすると英文解釈以外の成績も上がります。

TOEICの対策としてはこの方向はちょっと違うし、本当に使える英語の話はまた別。
あくまで例として。

もちろんスピードをあげる為に如何にロボットモードで解ける問題を増やすかとか、ロボット的ルーチンをどう組み合わせるかというゲームももちろんあります(化学とか特に)

また長くなっちゃったので続きはいずれ。

14 :VIPが送ります:11/02/16 21:51 ID:64r2r6ExO
人間が変わる方法は3つしかない

1、時間の使い方を変える 

2、住む場所を変える 

3、付き合う人間を変える 

この3つの要素でしか人間は変わらない 

もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ

(2chのどこかで見かけてコピーしていたのですが、大前研一さんのことばでした。ブクマで教えてくれたK-Onoさんありがとうございました)

決意を新たにするのに良い本について、今度のバージョンアップ終わったらまた書こうと思います。

そして本題。時間管理iPhoneアプリHoursです。
title=Hours 時間管理
Hours Time Manager

誰でも成功できるシンプルな時間管理メソッドを教えます。

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先日10年前(正確には2000年)から提供してきた時間管理サービスをiPhoneアプリ化しました。Appストアに公開されたのは7月1日なのですが、ようやく大きなバグもなくなってきたのでプロモーションを兼ねて書きます。
iPhone持ってないっていう人でも大丈夫。
ノートに書けばできるようなやりかたです。(Androidバージョンは制作中です)

まずまとめ

◯使った時間は消費(拘束)なのか浪費(ムダ)なのか、投資なのか、常に使った時間をこの3種類に分類できるように意識し、使途不明時間を減らす。
◯投資時間とは能動的な時間のこと。
◯シンプルでも継続が大事
◯毎日記録する。さかのぼってもいいから目標達成まで絶対続ける。時間管理しない人は自分が思うより努力できてない。
◯タイマーで集中。
◯ルーチーンにして自動的に処理できるようにする

これだけです。というか、続けられるように、本来の目的を妨げないように考えてきたシンプルな方法です。ですが、これを続けて一定時間積み上げれば(生まれつきの能力が必要なもの以外は)たいてい達成できます。

では詳細。

▢日常を3のカテゴリーに分類し、あまった使途不明時間を減らす
このメソッドは、自分の時間を睡眠以外の日常を三つのカテゴリに分類し意識することが基本です。10年の歴史の中で最適化されてきた分類です。
3つとは、時間の消費である拘束時間、浪費であるムダ時間、そして実際に自分を変える投資時間です。
24時間から睡眠時間とこれらの時間の合計を引いてあまった時間が使途不明時間。つまり日常は5つのカテゴリに分類されることになりますが、普段意識するのは3つ。
すぐに慣れて自動的に分類できるようになります

もちろん投資時間は重要なのですが、もうひとつのキモは、使途不明時間をなくすようにしていくことです。何してたかわからない時間を減らすことで自然に投資に回せる時間が増えていきます。レシートを保存するようになると自然に節約するようになる。お金と同じですね。
拘束時間は通勤通学、仕事、学校、食事、や生活などしなきゃいけないけど、将来を変えない時間。浪費はゲームとかテレビとかなくてもいいもの。
常に意識してください。今の自分の時間は投資なのか、拘束時間なのか、ムダなのか。


▢受動的な時間は投資じゃない
ここで投資時間をはっきりさせておきましょう。 もっとも大切なことですが、投資時間とは一人で実際に自分の体や脳を使う時間です。授業や講演会などでも、受け身で過ぎていってしまう時間は拘束に分類すべきです。


▢細かくしすぎない。
時間管理をはじめるとついついやったこととかを細かく記録したくなります。
でも細かいことをするのはそれだけで結構リソースが使われてしまいます。実際の生徒を見ていても、逃げに使ってしまったり、細かく記録することにプレッシャーを感じるようになって、詳細がわからなくなると記録がストップしたりして、どうも本末転倒になりがちです。


▢毎日記録する

時間管理を始めると自分の努力を過大評価していることがわかってくるかもしれません。早い人は数日でいやになります。
正確な数字がわからなければ夢を見ていられたのにって。
また、たまには一日中遊んだり、病気になったりして投資時間が0だったり、睡眠時間しかわからなかったり、使途不明時間ばっかりになることもあるはずです。まじめな人ほどそういうときに記録するのがいやになったりします。それでも断固記録しましょう。
そうそう、記録するのを忘れて三日くらいあいてしまっても、思い出して三日分書きましょう。とにかく続けてみましょう。







▢集中力の付け方(キッチンタイマー法)

Hoursにはチェックインという機能があります。タイマーで時間を計って時間を記録する機能です。
これから50分、物理やるぞ、とか英単語やるぞ、とかから初めてみましょう。25分でも10分でもいい。やることを決めて、タイマー設定してそれだけやる。物理やってるときに、マックスウェルの悪魔を検索したり、英単語の起源を検索したりしないこと。やるぞ、と決めたことにただただ集中する。それでこれを繰り返す。
これはキッチンタイマー法とか、ポモドーロテクニックとか言うみたいです。もちろんiPhoneがなくてもキッチンタイマーでできます。
そういえば実際の予備校の授業でも生徒の集中力がなくなったときに突然プリント配って10分くらい問題演習させたりもしてました。



▢時間管理をルーチーンにする。
なんでもそうですが、ルーチーンにしちゃうと急に楽になります。

◯朝その日の大雑把な予定を数分で作る(通勤通学中、始業前の空き時間などが最適。そういう時間を取りにくいときは、前日の寝る前でも)
◯寝る前に朝入力した予定を、実際過ごした時間と照らし合わせながら訂正。
最初はかなり大きく食い違うはず。でも一ヶ月くらいで概ね一致するようになる。
◯時間がとれるときはタイマーを使って集中。

▢数値の見方。

165日で1200時間投資するという目標を設定した場合の例です。日数がほぼ50%過ぎているのに投資が30パーセント。もうちょっと頑張らなければいけません。
ムダが26%、不明が32%。
ムダを減らさなくてもいいので、より意識的になって使途不明時間をもうちょっと減らすべきです。アプリを使わない場合、この部分だけはPCに任せた方がいいかもしれません。エクセルやgoogleアプリで十分です。


▢はじめましょう

本を読んでても何も変わりません。雰囲気だけ消費しつづけるのはやめましょう。
偏差値40から東大京大(の理三医学部以外)に合格したいなら1600時間、弁護士なら7000時間。
具体的な目標がないなら、たとえば英語でもラテン語でもいいから、まず1200時間投資してみましょう。
120時間くらいからちょっと変わったと思えるはず。120万あったらちょっとしたもの買えるでしょ?
でも120万円の投資からほとんど何も生まれないように、本質的にはまだ変わらない。
1000時間を超えたあたりから非線形的な変化をするので、1500時間と700時間の差は(もうちょっとお金に例えるなら)一億と700万くらいの差になります。少なくとも数百時間、1000時間以上やってみましょう。



▢本題
上に書いたメソッドをアプリにしたのがHours Time Managerです。
上に書いた以外に、がんばってる人を身近に感じるためのソーシャル機能があります。タイマーを起動して集中しているユーザーが見られるタイムラインとか、同じような目標を持った人をフォローしたり。がんばってる人をみると自分もがんばろうって気分になれますよね?Hoursは世界中でダウンロードされているのでヘブライ語が見られたりアラビア文字が見られたり予想外のアイコンが見られたりします。

ソーシャル機能はまだ構想を全部実装できていません。近いうちにもっと進化します。
有料版と機能がほとんど変わらないから有料版を買う気がしない(笑)とレビューされてしまった無料版がありますので、是非使ってみてください。
もう少ししたら有料版のみの機能も増えていきますのでそしたら有料版も是非。
無料版→Hours Time Manager Lite公開終了

有料版→Hours 時間管理