誰でも成功できるシンプルな時間管理メソッドを教えます。

公式ブログに移動しました。

先日10年前(正確には2000年)から提供してきた時間管理サービスをiPhoneアプリ化しました。Appストアに公開されたのは7月1日なのですが、ようやく大きなバグもなくなってきたのでプロモーションを兼ねて書きます。
iPhone持ってないっていう人でも大丈夫。
ノートに書けばできるようなやりかたです。(Androidバージョンは制作中です)

まずまとめ

◯使った時間は消費(拘束)なのか浪費(ムダ)なのか、投資なのか、常に使った時間をこの3種類に分類できるように意識し、使途不明時間を減らす。
◯投資時間とは能動的な時間のこと。
◯シンプルでも継続が大事
◯毎日記録する。さかのぼってもいいから目標達成まで絶対続ける。時間管理しない人は自分が思うより努力できてない。
◯タイマーで集中。
◯ルーチーンにして自動的に処理できるようにする

これだけです。というか、続けられるように、本来の目的を妨げないように考えてきたシンプルな方法です。ですが、これを続けて一定時間積み上げれば(生まれつきの能力が必要なもの以外は)たいてい達成できます。

では詳細。

▢日常を3のカテゴリーに分類し、あまった使途不明時間を減らす
このメソッドは、自分の時間を睡眠以外の日常を三つのカテゴリに分類し意識することが基本です。10年の歴史の中で最適化されてきた分類です。
3つとは、時間の消費である拘束時間、浪費であるムダ時間、そして実際に自分を変える投資時間です。
24時間から睡眠時間とこれらの時間の合計を引いてあまった時間が使途不明時間。つまり日常は5つのカテゴリに分類されることになりますが、普段意識するのは3つ。
すぐに慣れて自動的に分類できるようになります

もちろん投資時間は重要なのですが、もうひとつのキモは、使途不明時間をなくすようにしていくことです。何してたかわからない時間を減らすことで自然に投資に回せる時間が増えていきます。レシートを保存するようになると自然に節約するようになる。お金と同じですね。
拘束時間は通勤通学、仕事、学校、食事、や生活などしなきゃいけないけど、将来を変えない時間。浪費はゲームとかテレビとかなくてもいいもの。
常に意識してください。今の自分の時間は投資なのか、拘束時間なのか、ムダなのか。


▢受動的な時間は投資じゃない
ここで投資時間をはっきりさせておきましょう。 もっとも大切なことですが、投資時間とは一人で実際に自分の体や脳を使う時間です。授業や講演会などでも、受け身で過ぎていってしまう時間は拘束に分類すべきです。


▢細かくしすぎない。
時間管理をはじめるとついついやったこととかを細かく記録したくなります。
でも細かいことをするのはそれだけで結構リソースが使われてしまいます。実際の生徒を見ていても、逃げに使ってしまったり、細かく記録することにプレッシャーを感じるようになって、詳細がわからなくなると記録がストップしたりして、どうも本末転倒になりがちです。


▢毎日記録する

時間管理を始めると自分の努力を過大評価していることがわかってくるかもしれません。早い人は数日でいやになります。
正確な数字がわからなければ夢を見ていられたのにって。
また、たまには一日中遊んだり、病気になったりして投資時間が0だったり、睡眠時間しかわからなかったり、使途不明時間ばっかりになることもあるはずです。まじめな人ほどそういうときに記録するのがいやになったりします。それでも断固記録しましょう。
そうそう、記録するのを忘れて三日くらいあいてしまっても、思い出して三日分書きましょう。とにかく続けてみましょう。







▢集中力の付け方(キッチンタイマー法)

Hoursにはチェックインという機能があります。タイマーで時間を計って時間を記録する機能です。
これから50分、物理やるぞ、とか英単語やるぞ、とかから初めてみましょう。25分でも10分でもいい。やることを決めて、タイマー設定してそれだけやる。物理やってるときに、マックスウェルの悪魔を検索したり、英単語の起源を検索したりしないこと。やるぞ、と決めたことにただただ集中する。それでこれを繰り返す。
これはキッチンタイマー法とか、ポモドーロテクニックとか言うみたいです。もちろんiPhoneがなくてもキッチンタイマーでできます。
そういえば実際の予備校の授業でも生徒の集中力がなくなったときに突然プリント配って10分くらい問題演習させたりもしてました。



▢時間管理をルーチーンにする。
なんでもそうですが、ルーチーンにしちゃうと急に楽になります。

◯朝その日の大雑把な予定を数分で作る(通勤通学中、始業前の空き時間などが最適。そういう時間を取りにくいときは、前日の寝る前でも)
◯寝る前に朝入力した予定を、実際過ごした時間と照らし合わせながら訂正。
最初はかなり大きく食い違うはず。でも一ヶ月くらいで概ね一致するようになる。
◯時間がとれるときはタイマーを使って集中。

▢数値の見方。

165日で1200時間投資するという目標を設定した場合の例です。日数がほぼ50%過ぎているのに投資が30パーセント。もうちょっと頑張らなければいけません。
ムダが26%、不明が32%。
ムダを減らさなくてもいいので、より意識的になって使途不明時間をもうちょっと減らすべきです。アプリを使わない場合、この部分だけはPCに任せた方がいいかもしれません。エクセルやgoogleアプリで十分です。


▢はじめましょう

本を読んでても何も変わりません。雰囲気だけ消費しつづけるのはやめましょう。
偏差値40から東大京大(の理三医学部以外)に合格したいなら1600時間、弁護士なら7000時間。
具体的な目標がないなら、たとえば英語でもラテン語でもいいから、まず1200時間投資してみましょう。
120時間くらいからちょっと変わったと思えるはず。120万あったらちょっとしたもの買えるでしょ?
でも120万円の投資からほとんど何も生まれないように、本質的にはまだ変わらない。
1000時間を超えたあたりから非線形的な変化をするので、1500時間と700時間の差は(もうちょっとお金に例えるなら)一億と700万くらいの差になります。少なくとも数百時間、1000時間以上やってみましょう。



▢本題
上に書いたメソッドをアプリにしたのがHours Time Managerです。
上に書いた以外に、がんばってる人を身近に感じるためのソーシャル機能があります。タイマーを起動して集中しているユーザーが見られるタイムラインとか、同じような目標を持った人をフォローしたり。がんばってる人をみると自分もがんばろうって気分になれますよね?Hoursは世界中でダウンロードされているのでヘブライ語が見られたりアラビア文字が見られたり予想外のアイコンが見られたりします。

ソーシャル機能はまだ構想を全部実装できていません。近いうちにもっと進化します。
有料版と機能がほとんど変わらないから有料版を買う気がしない(笑)とレビューされてしまった無料版がありますので、是非使ってみてください。
もう少ししたら有料版のみの機能も増えていきますのでそしたら有料版も是非。
無料版→Hours Time Manager Lite公開終了

有料版→Hours 時間管理